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第一章 アジア編


第二章 オーストラリア編

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第52ヵ国目モルドバ入国。本気でイラついた初日・・・。

国際バスでモルドバの首都、キシニョウにやってきた。


日本語的には「キシニョウ」なの?「キシニョフ」なの??


まぁどっちでもいいんだけど、

ここからはいわゆる

ヨーロッパの「旧ソ連圏」

に突入です。


夜行バスは夜中の4時頃に南バスターミナルに到着した。


キシニョウにはバスターミナルが3つあって、

北・中央・南とあるんだけど、南だけが異様に遠くて、

市内から5~6km離れている。


北か中央のどっちかに着くだろうと思って

いたけど完全に油断していた・゜・(ノД`)・゜・


でも一応念の為に南バスターミナルから市内の

アクセスは調べてあったので夜が明けるまでは

ここにいて市バスで行こうと思っていた。



さて、実は夜行バスの中でイギリス人旅行者に声をかけられた。


正確には声をかけられたというよりかは、

スマホでの筆談形式での会話となった。

夜ということもあるのかと思って文章を

読んでみると彼は

「I AM DEAF.」つまり「聾者」。

耳が聞こえないのであった。


なるほど、だから筆談ね!!


と思って色々筆談形式の会話をしていると、彼は

「キシニョウの宿を予約していないらしく情報もない。

もし宿情報等を知っているのであれば教えてください。」



というものだった。

もちろん旅行者同士助け合いは大切なのは重々承知しているので

「自分の予約している宿には案内できる。」

と答えた。すると彼は

「着いていきます。」

と答える。まぁ自然な流れだよね。


ということで南バスターミナルで降車して

「ここは市内から5~6km離れているので朝の始バスで市内に向かう。」と彼に伝えた。


すると彼は

「ココは寒いからタクシーで市内まで移動してカフェに入ろう。」と言い出した。


確かに南バスターミナルは外なので寒いことは確かである。


しかし自分としてはタクシーを使うという選択肢は毛頭ない。

自分の旅行スタイルを説明したら、それなら歩いて行こうと提案されたので、

5~6km離れてるが一応歩いていく行き方もメモしておいたので彼がその気

なのなら確かに寒いしそれもアリだと思いその提案に乗ることにした。


歩いていると小雨がぱらついてきた。

でも立ち止まるよりは歩いている方が体は温まるので黙々と歩いていると、

「雨が降ってきたらタクシーで向かおう。」

と言ってきた。

自分は一切タクシーを使う気はない。

しかし彼はそんなおれの気を完全に無視し、

たまたま通りかかったタクシーを止めたのだ。


いや、おれは乗らないよ。


乗りたかったら一人でどうぞっていうスタイルである。

この辺から段々腹が立って来るんだけど、

その止めたタクシーに対して、交渉をしてくれと言ってくる。


正確には「おれは喋れないからかわりに喋って」

とジェスチャーで指図をしてくる。


おれは交渉する気なんてない。

しかし止まってくれたタクシーの運ちゃんの手前、

一応値段を聞いてはみた。


それを伝えるとそれで行こうと言ってくる。

いや、一人でどうぞスタンスですよ私は。

そんな私を尻目にATMに駆け込んだ彼。

しかしそのATMは作動していなかったみたいで

結局お金を作ることができずタクシーという

選択肢は消えて彼もまた渋々と歩き出した。


その道中、しきりに「コッチの道で合っているのか?」

とか

「疲れたからやっぱりタクシーで行こう。」

とかホントにうるさいんです。

道は調べているしタクシーは使いません。


しかし、彼は道行く人を手で止めて、

自分で道を聞くのかと思いきやすべて

をおれに丸投げしてくる。

おれは聞くことなんてないんだよ。

道知ってるから。


それでも確認のために聞いてと言ってくる。

自分が不安なんだったら自分で何とかしろよ。

なんで人の不安を俺が拭ってあげなきゃいけないんだ?

耳が聞こえないのか喋れないのかなんだか知らないけど、

おれはそこまでお前を助ける気はないぞ。


とにかくすべてを聾者のせいにして全部おれに押し付けて

くる彼の行動にむっちゃイラついていることは明らかである。


それでも平常心を保ちなんとか歩いていても

「後何kmぐらい?」とか聞いてくる。

そこまで知ってるわけないやろがー。


彼は軽いバックパックで自分は重たいバックパック。

自然と彼の方が歩く速度が早く、自分が休みたくても

先へ先へと勝手に行くからこっちとしては

「もっと気を使えよ」

と思うけどそんな心は一切ないんだろうね。


先に歩いては通行人を止めておれが追いついてなぜかおれが話すという、

彼といるとストレスしかたまらない状況なのである。


かといってこんな市内とバス停のど真ん中の

訳の分からないところで置いていくわけにもいかず、

なんとか耐えて耐えてやっと市内の中央バスターミナルに到着したのである。


彼は早く宿に移動したかったみたいだが、

おれはマックスに疲れていたので8時まで寝ると言い、

彼の言い分を完全に無視し軽い仮眠を取った。

8時丁度に彼に起こされた。


そんなピッタリに起こさんでもええやん!

腹立つわーホンマ。


このバスターミナルは市内のど真ん中なので

ココではぐれたとしてもどうにかなると判断して、

ほぼ彼を無視してメモしている宿に向かって歩き出した。


すると地図が指し示す場所に宿がなかったのである。

自分のメモが間違っていたのである。

彼は相変わらず聞け聞けと言っているがもう完全に無視である。

「ココには宿は無い。」

と告げてまた中央バスターミナルに戻った。


中央バスターミナルはFree-WiFiとデカデカと書かれた

看板があり、そこで再度チェックするつもりだったのだ。

おれがPCを開くと彼は

「インターネットカフェに行くべきだ。」

と言ってくる。


キミさー、耳は聞こえなくても目は見えるでしょ。

ここにFree-WiFiって書いてあるやん。

なんで目からの情報をおれが教えないといけないんや。

しっかりしろよ。

アナタ完全に金魚の糞状態やん。


・・・


ともう完全に激昂していたなこの時。



ネットで宿の場所を再確認するとやはり間違っていて、

再度チェックしていたら、彼が横から

「この宿は評価が悪いから行くべきではない。コッチの評価が高くて近い○○という宿にしよう。」

とデリカシーの欠片もなくシレっと言ってくる。

ココでもう完全にキレました。


お前がおれの泊まる宿に着いてくるって言った

くせにその言い方はあまりに失礼すぎるやろ!!!


ってことでもうコイツのことはほって一人で歩き出した。

「Do not follow me.It is annoying」


と書き残して・・・。


ここまでブチ切れたのは珍しかったなぁ。。。。
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